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130億光年かなたの超天体・ヒミコを発見した天文学者 大内正己さん [STR通信 2017/08/23]

投稿日:2017/08/23

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こんにちは、森松です。

8月21日アメリカ大陸を横断する皆既日食がありました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170822/k10011107021000.html

2009年7月の日本でも沖縄やトカラ列島で皆既日食があり、僕も観測ツアーに参加したんですが、ちょうど日食のある日だけ雨が降ってしまい、残念ながら見れませんでした。いつかリベンジしたいと思ってます。

科学者にとっての究極のテーマは、大きく3つあります。
「宇宙の起源」を探ること、「生命の起源」を探ること、そして「知性の起源」を探ることです。

1919年の皆既日食では、アーサー・エディントンが暗くなった日食の空に現れた太陽周辺の星の位置と、通常の星の位置とを比較することで、「重力は光の進路を曲げる」というアインシュタインの一般相対性理論を正しさを証明しました。

このように実際の天体を観測し、膨大なデータの中から130億光年前に生まれた天体「ヒミコ」を発見した、天文学者の大内正己(おおうち まさみ)さんを今回はご紹介します。

大内 正己さん 1976年1月21日 生まれ

https://str-org.net/gift/CLctY406nCfKRAaKX

心:□3海(本質。家族や恋人から見た人柄)
クールな雰囲気を持つセンスの良い男性。
仕事も遊びもそつなくこなして行くスマートなタイプで、周囲に対する心遣いはきめ細やかです。
野心的な芯の強さと成功を勝ち取る執念だけは人一倍で、「何が何でも!」という行動力、勝負強さは天下一品です。

頭:△4(考え方。仕事の時の様子)
努力は天才に勝るを地で行く、人知れずの頑張りやで影の努力家。
問題点を見つけるのがうまく、口先よりもまず実行の行動派。

適応値:D5(ストレスの受けやすさ)
ストレスを溜めやすいタイプ。出来れば一匹狼としてやっていく方がベターでしょう。

・・・・・

大内さんは、東京都八王子市生まれ。

彼の宇宙との出会いは小学1年生のとき、地球誕生のイラストを見たときに、感動のあまり涙が止まらなくなります。
漆黒の闇に浮かぶ隕石が降る原始地球と、ベランダから見える木々の緑の美しさの違いに、心を揺さぶられます。

1990年代は巨大望遠鏡が各地に建設されて、いままでは観測できない遠い遠い宇宙を探れるようになりました。
彼もその一人になりたいという夢をもっていました。
1994年 都立八王子東高校を卒業し、東北大学 宇宙地球物理学科へ進学。
1999年 東京大学大学院 理学系研究科天文学専攻へ入学します。

ちょうど所属した研究室では、ハワイのマウナケア山頂に建てる「すばる望遠鏡」の主焦点カメラ(Suprime-Cam)を開発していました。
翌2000年に、富士山よりも高い標高4200メートルの山頂にある すばる望遠鏡にカメラを設置する作業に加わります。
物を運ぶだけでも息が切れ、頭が痛くなるなか、機械が正常に動くかどうかの地道な試験を3週間 毎日続けました。

単一鏡としては世界最大級の口径 8.2メートル、そして設置したカメラはいままでの10倍も広角で、広い範囲を探査できます。
(ちょっと脱線:すばる望遠鏡は一般の見学ツアーもあるみたいです。 https://subarutelescope.org/j_index.html

2003年 大内さんは、この性能を活かし、最も遠い宇宙を、これまでにない広さで調べるプロジェクトを立ち上げます。

競争率5倍の観測提案を通った9月末、雲ひとつない絶好のコンディションの中、撮影はスタートします。
くじら座の方角にむけ20分間の露光を、時間の許す限り幾度となく繰り返し、何枚も同じ位置で画像データを撮りました。

撮ったデータの解析も地味で根気のいる作業です。
観測から1年すぎた 2005年2月16日、原始の銀河集団を128億年前の宇宙で発見したと発表します。
https://www.subarutelescope.org/Pressrelease/2005/02/16/j_index.html

その後、大内さんは2004年、ハッブル宇宙望遠鏡の運用・研究している宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)へ行きます。
2007年 カーネギー研究所をへて、2010年 東京大学 宇宙線研究所 准教授となります。

 

彼のSTRスコア 心「□3」は、常に子供のような好奇心をもったロマンチスト。
どちらかと言えば、短いスパンでの成果を求めるタイプです。
誰も見たこと、やったことがない事を、自分が1番最初にしたい!と思ってます。

仕事のスタイル 頭「△4」は、職人タイプです。
人が見ていない所で、コツコツと努力を重ねて、自分の技術を高めていきます。
「□3」は大雑把なところがありますが、「△4」は逆に細部にこだわります。
小さな点が並んでいる写真を、何時間も見ていられるのは、頭のスコアのお陰でしょう。

適応値も「D5」とすこし低めですから、自分のペースで進められる研究職はあっています。

 

遠い天体が発した光は、宇宙空間を旅するうちに波長が伸びて、夕焼けのように赤くなります。
彼は2007年に、先の研究をさらに推し進め、すばる望遠鏡で追加の撮影をします。
そして、色を分けて詳しく観測できるケック望遠鏡(カリフォルニア工科大学)での撮影もしました。

2008年2月20日 2つのデータをあわせて解析をした結果、130億年前の宇宙で見られる非対称なライマンアルファ輝線が表示されます。

「ああーー!」
嬉しさのあまり立ち上がって奇声をあげると、同僚から「Are you OK, Masami?」と心配される始末。
発見された天体は、邪馬台国の女王「卑弥呼」にあやかり、「Himiko」と名付けられます。

 

いまなお、ヒミコの内部構造はよくわかっていません。
地球の大気が邪魔をして暗い部分が届かないのです。

2018年10月には、NASAが20年の歳月と87億ドルを投じたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が打ち上げ予定です。
ハッブル宇宙望遠鏡の後継機で、134〜136億年前の宇宙が見えると予想されてます。

また日本ほか4カ国が協力して、六角形の鏡を492枚も敷き詰める口径30メートルの望遠鏡、Thirty Meter Telescope(TMT)の建設も進んでいて、2020年代半ばの完成を目指しています。
http://tmt.nao.ac.jp/

「すばるが稼働したおかげで、自分は世界の天文学者と互角に渡り合うことができた。その意味では幸運だった。」
と大内さんは語っているように、新しい望遠鏡により、天文学に大きなパラダイムシフトが起こるはず。

”巨大望遠鏡は宇宙の過去に遡るタイムマシン”
技術の進歩によって「宇宙の起源」が解き明かされる日も近いことでしょう。

 

著書:宇宙の果てはどうなっているのか? ~謎の古代天体「ヒミコ」に挑む
http://amzn.to/2vZ9RvO

ナショナル ジオグラフィック日本版「巨大望遠鏡で迫る、宇宙の果て」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/082000016/

今日はこのへんで、それではまた来週。

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